「夢の谷ファーム」とは。

新潟県阿賀野市の笹神地区で農薬や化学肥料に頼らない有機栽培に取り組んでいます。
新潟の名峰として知られる五頭山麓・陣ヶ峰の谷間に位置する田んぼでお米を育て、えごまやライ麦の生産・加工も手がけています。
過疎化の影響で一時は耕作放棄地が増えた夢の谷でしたが、2000年頃から環境を整備し、少しずつ農地を再生し、今では蛍やヤマアカガエルをはじめとする多様な生物と人が共存できる美しい里山となっています。

強くて楽しい農業を
営んでいます。

「夢の谷ファーム」は家族経営の自営農家ですが、より良い形での経営体制をつくるため2020年に「農事組合法人」となりました。
基本的な労働力は家族ですが、繁忙期は農地を持たない有志のみなさんをはじめ、福祉施設のスタッフ（農福連携）や近隣住民の協力をいただきながら強くて楽しい農業を営んでいます。

サステナビリティな
農業をめざして。

農薬や化学肥料などの“くすり”を使用しない農地では、より多くの生き物が生活できます。
そんな場所で育った作物は、食べる人にも育てる人にも、きっとやさしいと思うのです。“くすりを使わない”というルールを自分たちに設けたのは、美しい大自然へのリスペクトと歩み寄りの想いから。
有機栽培と適切な森の管理を通じて、永続的な自然と人の暮らしの関係を築いていきたいと考えています。

夢の谷から、何が生まれる？

耕作放棄地を再生し、有機栽培に取り組む。
それは、美しい里山の維持に必要なことでした。
多様な生き物との共存によって循環可能な暮らしを整え、農事組合法人としてより良い環境を未来へつなぐ。
規模は大きくないけれど、強くて楽しい農業を実践する。
「夢の谷」という場所をプロデュースすることで、個を超え、消費者と生産者の壁を超え、世代を超えた絆が生まれると信じています。